時間や情報が飛び交う世の中で、自分を見つめなおす機会が減ってしまい「やりたい事がわからない」「とりあえず学校(会社)に行っている」などの言葉が増えてきたような気がします。
自分という在り方がわからず、ただ漠然と過ぎ去ってゆく日々の中「夢」「志」、または言葉に出来ない言葉や感情や思想がいくつも忘れ去られているでしょう。
これらは、実は「芸術」という手段で表現できるものではないでしょうか。絵画や造形、または音楽など、表現の方法は無限大です。
しかし、近年の日本は芸術分野の予算削減や、美術教育の不要性から見ても「無駄なもの」という認識に変わりつつあります。
また、「芸術文化」に対する国の予算は世界的にとても低い傾向にあります。
「芸術文化」は、見た人々に何らかの「感動」を与えるもの。人々の心を支える役割にもなり得ます。「芸術」の衰退は、人々の心も衰退させてしまうと言えます。
そんな今だからこそ、「芸術」を通し表現する事の楽しさを知ってもらい、創造性豊かな日本をつくりたい、と言う思いを込めたイベントを企画しました。
より多くの人達に「アート」というものを知ってもらいたい、という思いから今年は人々の関心の高い「歴史」をテーマにおいています。
その中でも、より個性的で表現力の強い兜や甲冑が生まれた時代である「戦国」をテーマにします。